蒼井
それ故に事務所関係の問題を抱えていたり、トラブルもあったりするので、プレイしている方がハラハラドキドキする展開が多いです。他の3バンドに比べて、少しシリアスなシーンも多いのかもしれません。ファンは確実についてきているんだけれど、何かが足りない。ハプニングも重なって、自分たちの限界を知る……という、いろいろな意味で心臓をギュッと掴まれるエピソードがあり、そこからどんどん成長していくストーリーになっています。
蒼井
結成メンバー全員が4月生まれだったのでFairy Aprilというバンド名なのですが、一真は辞めたギターの代わりに後から入ってきたメンバーなんです。一人だけ4月生まれじゃないし、表立って態度に出してはいませんが、一真もそのことに少し引け目を感じて他のメンバーと距離を取っているんじゃないかなって感じます。
蒼井
オーディションでも歌った曲なんですが、頭から離れないメロディラインとFairy Aprilのことをちゃんと表現してくださっている歌詞で表現されていて、とてもキャッチーで耳馴染みがいい曲になっています。最初にこの曲を聴いたとき、どなたが作曲されたか知らなかったんです。そんなときにスタッフさんに好きなバンドを尋ねられて、「ビジュアル系が好きで、アンティック-珈琲店-さんが好きなんです。この曲もアンティック-珈琲店-さんテイストの振付をしたくなる楽曲ですよね」と言ったら、「実はアンティック-珈琲店-のkanonさんが作った曲なんです」と言われて(笑)。Kanonさんとは、レコーディングのときにお会いすることができて、作詞の分島花音さんとは今年のAnimelo Summer Liveでご挨拶ができました。ご縁のある方々と一緒に作り上げられた楽曲なので、僕の中ではお気に入りの曲になっています。
蒼井
もちろん一真だけじゃなく吉宗と美郷も交えてのバンドとしての掛け合いは大きな魅力なんですが、先程の通り一真との絆は特に繊細に描かれていて、葵陽を中心に他のメンバーと一真とが時にはぶつかり合いながら、バンドとして強く繋がり成長していく、その過程をプレイしている方にも応援していただけたらと思います。苦労をたくさん抱えたバンドですが、いとうのいぢさんの描かれたイラストのような笑顔が彼らの一番の魅力なので、そんな彼らを見守っていただけたら嬉しいです。